医療法人こぐま会 やました泌尿器科・皮フ科クリニック 白楽駅,横浜市 泌尿器科,皮膚科,在宅診療(老年医療,緩和医療)

泌尿器科

頻尿、尿もれ 我慢していませんか?

排尿の悩みはあるけれど、病院へ行く程ではないと思われている方が実は非常に多いです。これらの悩みは泌尿器科専門医による適切な診断の元に治療(内服薬、骨盤底筋体操など)をすると多くの方々が軽快し、快適な日常生活を送ることができます。また、増加傾向である前立腺がんや膀胱がんなどは早期発見することが完治するために非常に大切であると考えられています。

※初診の患者様には尿検査を行っております。なるべく尿がたまった状態で御来院ください。

前立腺の病気

主に問診、尿検査、お腹からのエコー検査、場合により直腸診などにより診断します。

前立腺肥大症

尿が出るのに時間がかかる、またすぐ行きたくなる、残尿感がある、勢いがない、すっきりしない、夜間何度もトイレにいく、こんな症状がある方はどうぞ受診なさってください。
60歳頃から増えてくる症状です。70歳代の方でほぼ半分に、90歳代の方で90%以上に認められます。内服薬で多くの患者さんの症状が緩和します。

前立腺癌

前立腺がんは進行するまで(前立腺肥大症のような)自覚症状が出にくいのが特徴です。前立腺腫瘍マーカー(PSA)という血液検査が指針となります。また直腸診といい、肛門より前立腺を触診し癌の疑いがないか調べる事もあります。
前立腺肥大症よりも若年層での患者さんも散見されます。日本でも最も増加率が高く2025年には男性癌死の4位になることが予想されます。
各自治体、医師会などでも重要な検診項目と考えています。50歳を過ぎたら年に1回はPSA血液検査を受けてください。

前立腺炎

若い方から、ご年配の方まで、また急性前立腺炎といって激しい症状(高熱、排尿痛)から慢性前立腺炎といって軽い会陰部の不快感が持続する程度のものまで、症状も様々ですので、ご相談下さい。

膀胱、尿路結石などの病気

女性に多い、膀胱炎や尿失禁や過活動膀胱などは、主に問診と尿検査、必要に応じてお腹からのエコー検査などで診断します。特に内診は施行しません。
尿路結石は問診や尿検査、レントゲン、エコー検査などで診断します。
膀胱癌の診断は問診や尿検査、尿細胞検査、エコー検査、場合により膀胱鏡などで診断します。

膀胱炎

排尿痛・残尿感・下腹部痛・血尿などが主な症状で、女性に圧倒的に多い疾患です。一番多いのが急性単純性膀胱炎です。抗生物質の内服にて、5~7日間くらいで治癒してしまうものですが、中には再発を繰り返したり、難治性で慢性化するものもあります。
慢性化や再発を繰り返す場合には、原因となる疾患(神経因性膀胱、膀胱結石、膀胱腫瘍など)がある事もありますので、気になる症状がある場合にはご相談下さい。

膀胱癌

肉眼的血尿(目に見える血尿)や軽い膀胱刺激症状にて発見されることもあります。喫煙歴や有機溶剤との関係が知られています。
早期発見出来れば、内視鏡手術で治療可能ですが、進行がんや非常に悪性度の高い浸潤がんなどは、膀胱を取らなければいけない手術(膀胱全摘術)や放射線治療や抗癌剤治療などが選択されることもあります。

尿路結石症

腎臓で形成された結石(腎結石)が尿管という管に移動すると(尿管結石)今まで経験したことのない様な、激しい痛み(腰背部、下腹部)に襲われます。その痛みの強さに救急車で受診する方もいます。
結石の成分により発生原因も様々ですが、生涯を通じ何回か繰り返すことも多い病気ですので、当院では尿検査・超音波検査・レントゲンなどで、主に再発のチェック、生活指導を行っております。また治療を要する場合には、結石治療に特化した経験豊富な病院をご紹介いたします。

血尿

無症候性血尿といって痛くも(痒くも)ない自覚症状がなく血尿が出たときは要注意です。コーラのような色から、真っ赤な鮮血まで様々ですが、尿路悪性腫瘍(癌)の検査は必須です。尿の一般検査に加え尿細胞診検査、超音波などで精査します。場合により膀胱内視鏡などを用いて検査する事もあります。

尿失禁

あと少しの我慢ができず漏らしてしまう(切迫性尿失禁)、咳やくしゃみをした際に漏らしてしまう(腹圧性尿失禁)が女性の尿漏れの代表です。
切迫性尿失禁は尿意が強く我慢できずに漏らしてしまうタイプです。内服薬が比較的よく効きます。
腹圧性尿失禁は内服薬に加え、骨盤底筋体操が大事です。当院では患者様の尿失禁が少しでも軽減するように骨盤底筋体操をしっかりとご指導させていただきます。
また男性で前立腺肥大症や高度の尿道狭窄により尿が意思に反し出せず、結果として溢れ出てしまうもの(溢流性尿失禁)やまれに前立腺がん術後の合併症として尿が貯められず、いわゆるジャジャ漏れになってしまう(全失禁)などがあります。

頻尿症

頻尿症とは病名ではなく病態(病気の状態)を表す言葉です。
元になる原因は前立腺疾患を代表にさまざまです。糖尿病や脳梗塞が原因で神経因性膀胱という膀胱の神経系統が侵される病気や、最近話題のOAB(過活動性膀胱)といって膀胱の粘膜が過敏になっている状態のものも比較的高頻度に見受けられます。また心因性(精神的なもの)の場合もあります。
頻尿の原因を調べ、いろいろな内服薬を使い分けます。

性病検査・治療

男性の性病は主に問診、視診、尿検査、尿培養検査(どのような菌がついているのか)などで診断します。

正式には性行為感染症(Sexually Transmitted Diseases:STD)と呼ばれ、性行為を介して人から人へ感染を起こす様々な病気の総称です。
以前は性風俗店などでの不衛生な性行為による感染が多かったのですが、最近の傾向として、不特定のセックスパートナーやセックスの多様化、また海外赴任等により、一般化傾向にあります。逆に、病状は風邪のように喉が痛い(咽頭炎)などの症状でSTDが発見されるケースも見られるようになり、多様化しております。
性病にかかったかな?と疑いのある方や、パートナーがSTDにかかっている方は早めに専門医の診察を受けることが、早期治癒に導く大事な一歩です。

淋病

潜伏期間(感染してから発症するまで)は約2~7日です。強い排尿時痛、灼熱感とともに黄色の分泌物が多量に尿道から出て下着を汚します。また、菌が尿道の後部に侵入していき、前立腺炎・精嚢炎・精巣上体炎・腎盂腎炎などを引き起こすと痛みや、発熱を伴う事もあります。男性は尿の培養検査で診断します。最近は耐性菌といって抗生物質が効きにくくなった菌が増えています。また混合感染といってクラミジアなどに同時感染している場合もあります。

クラミジア感染症

潜伏期間は約2~3週間です。軽い排尿時痛や違和感、尿道口からの透明分泌物などが特徴です。比較的症状が軽く受診が遅れるケースが多いようです。また、女性は特に症状が出にくく通常よりおりものが多い程度のことがあります。ですから放置してしまい不妊の原因になったり、腹膜炎を起こし始めて発見されるという不幸なケースもあります。男性は尿検査で診断します。女性は膣分泌物にて診断します。

性器ヘルペス

日常診察でよく遭遇する疾患です。単純ヘルペスウイルスによる接触感染で、唇や陰部の皮膚や粘膜に水疱・疱疹が出来る疾患です。医学的には、口唇ヘルペスに代表されるⅠ型と性器ヘルペスに代表されるⅡ型に分けられますが、オーラル・セックスの日常化により、口腔からⅡ型が検出されることも増加傾向にあります。診断は既往歴・視診・血液検査などで調べます。治療は抗生物質ではなく、抗ウイルス薬の外用や内服ですが、治ったように見えても過労・ストレスなどにより再燃を繰り返すことが多いため、ごく最近、抗ウイルス薬の予防的な使用が保険診療にて認められるようになりました。治療中は性行為は出来ません。

尖圭コンジローマ

これもヒト乳頭腫ウイルス(HPV)による性行為による接触感染です。ペニスや亀頭部分、外尿道口、包皮内側、肛門、女性器などにできる表面がまるでカリフラワーの様な、いぼ状のできものです。放置すると多発したり、徐々にその大きさを増していきます。陰茎の不衛生さも発生要因の一つとされ、包茎患者さんにやや多くみられます。よくフォアダイス状態という亀頭のカリの部分にできる白いブツブツ (実際は独立脂腺の増殖)を心配し受診される方も多くみられます。診断は専門医の視診になります。

その他

カンジタによる包皮炎や毛ジラミ症もSTDといえるでしょう。毛じらみは陰毛に虫卵を見つけます。寄生後、約1ヶ月で症状(掻痒感)が出ます。駆除・薬剤治療で完治します。